屋久杉(やくすぎ)は、屋久島の標高500mを超える山地に自生する巨木杉のことを呼びます。

同じ山地にあっても、樹齢1,000年以上の屋久島の杉を「屋久杉」、それ以下の杉は「小杉」と呼ばれています。

 一般的な杉の平均的寿命はおよそ500年といわれておりますので、屋久杉の長寿ぶりにはただ驚かされます。中でも現在最大級の大きさといわれている縄文杉は樹齢7,200年といわれております。人々を威圧するほどの大きさ、かもしだすその神秘的な雰囲気から「神の木」として昔から、特に島民により、畏敬の念をこめて崇められてきました。

 屋久杉の長寿化・巨木化の理由として、屋久島の気候風土が挙げられます。
 栄養分の乏しい花崗岩からなる大地、日本有数の年間降水量、そして自然破壊の最大の原因ともいわれる「人間」が長い間未介入であったこと、これらが重なりあい、屋久杉はゆっくりと、しかし確実に太古よりそのときを刻みつづけてきました。

 ある説によりますと、内地の杉の苗木を屋久島に植えるとやはり樹齢1,000年以上は生きつづけるであろうといわれており、屋久杉は固有種ではなく「杉」そのものだと考えられます。
 
 一般的な杉には見られない屋久杉の特長の一つである「うねった木目」は、地理、地形的原因による強風(台風など)で枝葉が影響を受け「ねじれ」が生じる為ということと、その強風により周りの木々より高く成長できなくなり(幹が直接風の影響を受け折れてしまう)、上方向ではなく横方向に成長し始める為、複雑な木目が現れだすと考えられています。

 ちなみにこの写真は屋久杉ランドから車で20分ほど登った車道沿いに見られる「川上杉」と呼ばれる屋久杉です。写真左下に見える車、人と比較してみてください。その圧倒的な大きさが感じ取れると思います。

縄文杉は、屋久島に自生する最大の屋久杉のことを呼びます。この縄文杉を見るためには、荒川口登山口より片道4時間以上の登山が必要です。

現在は保護のため木の周りには立ち入ることはできないため、ご注意下さい。

幹周:16.1m
樹高:30m
推定樹齢:3,000年以上


屋久杉工芸品専門店「かいもん」
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